クレジットカード決済大手のMastercardが暗号通貨を日常的な支払い方法に変えるために取り組む5つの主要分野について、幹部がその概要を説明している。
「暗号カードプログラム」「暗号サービス」「支払い」「Mastercardネットワーク」そして「メタバースと非代替トークン(NFT)」に関する5つの分野にわかれてMastercardはデジタル資産、およびブロックチェーンテクノロジーに取り組んでいると語った。
Mastercardは今年、世界中で数十の新たな暗号カードプログラムを発表しており、例えば米国では暗号通貨取引所GEMINIと協力して暗号通貨で支払いを行うクレジットカードを開発し、アルゼンチンでも暗号通貨取引所Binanceと協力して暗号通貨によるプリペイドカードを開始している。
また、暗号サービスにおいてMastercardは「何万もの金融機関に対してサイバーセキュリティ、デジタルID、アドバイザリー、オープンバンキングサービスを提供している」と述べ、暗号通貨プレイヤーと発行者により多くのサポートを提供するために同じツールを使用する事ができると同社は語った。
そして支払い分野についても「Paxos、Circle、Evolve、Upholdなど暗号通貨に焦点を当てた一流企業と提携して、人々が暗号通貨と法定通貨を変換して支払いを行うことができる方法を開発した」と述べ、「現在、および将来の暗号カードのパートナーシップをサポートする」と語った。
Mastercardネットワーク上の暗号分野に対しても「人々の選択肢を広げる重要な方法は、Mastercard が承認した特定のデジタル資産をネットワークに持ち込むことです。」と述べている。
最後にメタバース・NFTに関しては現在サポートを広げるためにパートナーシップを拡大しようとしているところであると説明。
Mastercardは「ワンタッチ、もしくはワンクリックで支払いを可能にする信頼できるグローバルネットワーク」を運営していると結論付けた。