エクアドルに拠点を構えるエビの養殖業者や生産会社数社から集まった、サスティナブル・シュリンプ・パートナーシップ(SSP)は、エビ食品の品質保証をするために、IBMが開発したブロックチェーンエコシステムである、フードトラストに参加することを発表した。
SSPは昨年3月に発足した新しい団体で、エビ食品の安全性や品質保証、さらに透明性を提供し、業界の水準を引き上げるためにトレーサビリティを向上させることを目指している。
食品業界にとっていかに品質保証、透明性を上げるかはつねに話し合われていることもあり、今回ブロックチェーン技術を導入することでそれらの問題点を一括して解消できる可能性が出てきている。
SSPはエビ食品のさらなる品質保証の向上のためIBMが開発したブロックチェーンベースの食品追跡ネットワークであるフード・トラストに参加し、これによって消費者と小売業者はSSPが製造したエビ食品の生産と開発データにアクセスできるようになる。
実際に私たちがこの技術を身近に感じとれるケースとして、スーパーマーケットにてスマートフォンを利用したQRコードを読むことで、どこで製造されて、どのように作られたのか確認することができる。
このようなサプライチェーン情報を確認することができるアプリ導入すること同団体は今後提供する予定もしている。人々は食の安全に対して敏感になっており、サプライチェーンの情報公開できるようスーパー側にも今後サービスの協力を求める必要があると言える。