米国最大の小売のクローガーが4月3日より、傘下のスーパーマーケットチェーン店であるSmith’sにてクレジットカードVisaの利用を停止すると発表した。

クレジットカード決済でVisa決済は人々にとってポピュラーな決済方法として定着しているが、クローガーはVisa利用に対し過度な手数料により停止することを決定した。

Smith’sは現在、米国の7つの州に渡り計134店舗、2万人の従業員を抱えている大規模なスーパーマーケットチェーンを運営しており、昨年8月にはカリフォルニア州によるFoods Co.の別のスーパーマーケットチェーンでも同様にVisaの受付中止を発表している。

Foods Co.もSmith’sと同様にクローガーが保有しているスーパーマーケットチェーンで、今後米国にてクレジットカード決済離れが加速しそうだ。

Visa決済の中止に対し、クローガーの最高財務責任者を務めるMike Schlotman氏によれば、Visa社がリテール企業に過度な手数料を請求しており、この手数料は他のクレジットカードよりも高いと指摘している。

この状況に対して仮想通貨ファンド企業のMorgan Creek Digitalの最高責任者であるPompliano氏が、一つの解決策としてビットコインライトニングによる決済を提案した。

このツイートにクローガー社のデジタル部のプロダクト・マネージャーであるSophic Nick氏がライトニング・ネットワークの提供に関して、関係者と商談の場を設けたいと返信をし協業の可能性を示唆している。

仮に、これが実現していくのであれば、米国での小売業に大きな影響を与える事も考えられ、今後クレジットカード決済は衰退へ進むと予測される。今後、小売業の決済分野にもビットコイン波及効果がさらに進んでいく事だろう。