イーサリアム企業連合(Enterprise Ethereum Alliance:EEA)が韓国のソウルに新事務所を開設することが明らかになった。EEAが公式サイトで発表した。

EEAは、イーサリアムブロックチェーンの企業利用を促進することを目的として2017年2月に設立された非営利組織であり、JPモルガン、マイクロソフト、アクセンチュア、インテル、三菱UFJ銀行といった大手企業をはじめ、500社以上の企業が加盟している。

今年の7月にはイーサリアムのコミュニティを発展させる意向で日本にも地域事務所が開設されている。当時、EEAの常任理事を務めるRon Resnick氏は以下のように語っている。

「どこにいても共通の仕様があれば、誰もがコミュニケーションできることを容易に認識できるように、世界中に地域の存在を広げようとしています。」

韓国は昨年9月の金融商品取引委員会ですべてのICOを禁止し、仮想通貨業界に対しては懐疑的な姿勢を示していたが、現在はブロックチェーン企業に対する税金削減計画についても話し合いが行われており、同国のブロックチェーン産業は急速に拡大している。

EEAは韓国のブロックチェーン技術への関心と、EEA仕様と規格の幅広い採用を促進するために、サムスンSDSといった企業からの強力なEEAメンバーを活用することを望んでいることを明かした。

参考:Enterprise Ethereum Alliance