リアルタイム株価や市場情報を配信する投資・マネーの総合情報サイト「Yahoo Finance」は、自社のプラットフォーム上で仮想通貨取引を可能にする新しい機能を追加した。30日、Yahoo Financeは自社のブログ(Tumblr)で発表した。
ブログによると、同機能は現在iOSモバイルアプリでのみ提供されているという。ユーザーは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ドージコイン(DOGE)の4種類の仮想通貨の売買を行うことができる。
現時点ではiOSのみだが、今後Yahoo FinanceはAndroidや、デスクトップ、モバイル用のプラットフォームもじきに発表する予定であるという。
iOSアプリがどのプラットフォームに接続しているかについて詳しく述べてはいないが、昨年の声明によれば、デベロッパが証券会社のプラットフォームにアクセス可能なアプリを開発できるAPIを提供する「TradeIt(トレードイット)」は、少なくともCoinbaseと統合している。
事実、同ニュースサイトは2017年9月にTradeItと提携し、ユーザーへ従来の金融資産のアプリ内取引を可能にした。しかし、当時の仮想通貨に対するエクスポージャーは、価格とポートフォリオのパフォーマンスを見ることだけに限られていた。
Yahoo Financeは、2014年にビットコインの価格を調査し始め、昨年、同社は世界中のすべてのプラットフォームで100以上の仮想通貨をカバーするように価格追跡サービスを拡張した。また、Yahoo!ジャパンは今年3月に国内の取引所であるビットアルゴの株式を取得し、2018年秋には仮想通貨取引サービスを開始する予定だとされている。
参考:Yahoo Finance(Tumblr)