サッカースペイン代表でヴィッセル神戸への移籍が決まったアンドレス・イニエスタ選手と元スペイン代表のカルレス・プジョル氏、同じく元スペイン代表のイバン・デ・ラ・ペーニャらが、15日にブロックチェーンを基盤としたスポーツSNSの立ち上げを発表した。

このSNSはOlyseumと言い、スポーツ選手にSNSのフィード上でファンと交流できる場を提供し、すべての選手がそれぞれファンと個人的なつながりを持つコミュニティーを持ち、さらに商品やサービスの交換やファンへの報酬の提供なども行うという。

コミュニティーを通してスポーツ選手は収入は増やす一方、ブロックチェーン上で非中央集権化された報酬システムを利用することでファンに恩返しができるとしている。

共同創業者のプジョル氏は、FCバルセロナでのキャリアを通じて、世界中にいる数百万人のファンから無条件のサポートを受けていることを言及し、リアルの境界を超えてより多くのファンに参加してもらうため、アンドレス、イバンと共に、サッカーを愛する人々が交流できる新たな場を作ることにしたと述べた。

Olyseumは、年末にアプリをリリースする予定としており、ワールドカップ・ロシア大会が始まった先週末に合わせて試験的に運用も開始した。ワールドカップ熱を利用してスポーツ業界におけるブロックチェーン技術の導入が進むかが注目されている。

元々Olyseumは2016年にスペインで立ち上げられた人気スポーツSNSで今回はそれにブロックチェーン技術を組み込む形となる。今後、様々なスポーツ分野にブロックチェーンが活用されていく可能性があるだろう。

参考:ETHEREUM WORLD NEWS