仮想通貨の強気予測で知られている、Fundstrat Global Advisor(ファンドストラット)の共同設立者でストラテジストのTom Lee(トム・リー)氏が、ビットコイン価格は12万5,000ドル(約1,380万円)まで上がるという予測を立てました。Bloombergによって伝えられています。
最近の下落時、市場の空気は総悲観といったところでしたが、リー氏の予測は、ごくまともで的を射ているかもしれません。
2017年10月には「2018年半ばまでに1BTC=6,000ドル(約67万円)、5年後の2022年には2万5,000ドル(約278万円)まで上がる。」とも予測しており、今日では6,000ドルを大きく上回る水準の11,300ドルを推移しています。
今回の予測では、10月に立てた2万5,000ドルから5倍以上になりますが、リー氏は至って冷静に市場を見ています。
「大きくリターンするはずですが、2017年を下回ると考えています。」、「ビットコインのオオゾコは9,000ドル付近を見ています、そのあたりでは積極的に買っていくでしょう。」
2017年、とくに年末にかけては仮想通貨が全体的に高騰したので、それを経験した投資家たちは、ごく短期な目線でその時の価格を見てしまいがちです。市場では「バブルが崩壊する」、「もう終わりだ」、などの声も見られますが、仮想通貨自体まだ始まって間もないのが現状です。実際に投機以外で使われるのはこれからではないでしょうか?
リー氏は以前にミレニアル世代(1980年代以降出生の世代)、平均して25歳前後の人たちが2040年のピークまで牽引していくとも話しています。
参考:Bloomberg