仮想通貨のビットコイン(BTC)を巡って、「2017年内、来年中、2020年までに、10年後には、、」など専門家によるさまざまな予測が絶えない。ここで、弱気予測で知られている元JPモルガンのストラテジストのThomas J. Lee(トーマス・J・リー)氏が強気な予測をして話題となっている。Bloombergにより伝えられている。

リー氏によると、来年2018年の半ばまでには6,000ドルまで上昇する可能性があるとしている。これはユーザーアカウントの増加に紐付けた予測とし、アカウントは50%の増加、1つのアカウントにつき30%以上の利用がされる可能性が高いとのこと。

このところ、著名な資産家や投資家、アドバイザーなどがこぞって、ビットコインの予測をしているが、それは必ずしも明るいものではない。中には今回の相場をバブルだとし、過熱後の暴落を懸念する声や市場縮小の予測などもしばしば見られる。

あくまで予測や、個人の意見として材料にするかは投資をする本人次第であるが、仮想通貨の市場全体的にも、さまざまな思惑や、それに便乗した雰囲気も漂っている。情報に流されて、何となくで投資してしまわないよう注意が必要だ。

しかしながら、ここのところのビットコインの高騰ぶりを見れば、リー氏の今回の予測はやはり弱気なのだろうか?それとも、的確な予測であろうか。ムダに煽ることはしないが、2018年半ばに6,000ドルであれば十分可能性はある。ビットコインは21日16時で、1BTCあたり4,034ドル(約44万円)、前日(24時間)比では2.6%のマイナスとなっているが、来年にかけてどうなるだろうか。仮想通貨の市場では時価総額1位を不動のものとしている中、方方からは今後の相場動向が注目されている。

参考:Bloomberg