ビットコインの価格が歴代の最高値を更新し、これを続伸中である。13日14時現在では1BTC/4,030USD(約44万円)と前日(24時間)で9.3%のプラスとなっており(CoinMarketCapの統計より)、また連日の高騰で市場参加者たちの間では、明るい話題が増えている。

価格を上げている要因の一つとして、先のSegWitがロックイン(導入決定)したことで、スケーリング問題の方向性が定まったという点も考えられ、アルトコイン(オルトコイン)から買戻しがされたり、追加での買い増し、市場に新規参入する方が増えていることもある。

また、株式市場からの莫大な資金流入も考えられている。直接的な関係性を断定して結びつけるのは安易な考えかもしれない、あくまで判断材料のひとつとしてご参考いただきたいが、世界的に株式市場が下落している。

上海総合指数はマイナス1.63、香港ハンセン指数はマイナス2.04、韓国KOSPIはマイナス1.69、インドSENSEX30はマイナス1.01、日経平均はNYのナイトトレードで19,422まで大幅続落しており、アジア圏では株式市場が振るわない。このあたりからビットコインに投資資金が流入しているとの見方もある。

株式市場からわずかでも避難資金があれば、市場規模を考えれば、仮想通貨市場へのインパクトは大いにあるだろう。ボラティリティ(価格変動率)の高さから、FX(外国為替証拠金取引)をしているトレーダーの新規参入も目立つが、株式投資家からもこぞって関心を集めているのは確かだ。

世界的に株式市場が不振な今、1987年10月19日ブラックマンデー再来の足音が近づいているとの声も散見される。

いずれにしろ、仮想通貨を最初に買うのであれば、まずは基軸であるビットコインからというのが定石。高値更新はいつまで続くだろうか?仮想通貨の王、ビットコインが王たる所以を見せつけてくれている今、ますます期待が高まっている。