今年に入ってから多くの企業が仮想通貨のビットコイン(BTC)での支払いに対応するなど、決済手段としての道も開かれてきています。

ラトビアの自動車メーカー、DARTZMOTORZ社が高級SUV「Black Alligator」をビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)での支払いに対応するということを発表しました。

DARTZと言えば、装甲仕様のSUVなどで有名。世界の富豪や政治家、著名人などVIPにも愛好家が多く、世界で最も高いSUV「PROM BRON」では日本円で約6億5,000万円というモデルもあります。

Black Alligatorの購入層や需要は分かりませんが、大富豪が手元の資金などをビットコインに換金して購入するとなれば、仮想通貨市場にもその資金が流れてくるので、市場の活性化にも貢献されると考えられます。DARTZはBlack Alligatorの販売価格を公開していませんが、今までの車両の販売価格からすれば、数億円は下らないかと推定されます。

DARTZが仮想通貨での支払いを受け付けるということは、今後、その他の自動車メーカーや、被服などの高級ブランドも、仮想通貨に対応する動きがあるかもしれません。

国内では大手家電量販「ビックカメラ」や、飲食店での決済対応など増えてきています。7月10日からは大手メガネ店「メガネスーパー」でもリクルート社の提供する決済サービス「モバイル決済 for Airレジ」を導入し、ビットコインの支払いに対応することが話題となっています。

今は価格変動も大きいため、投機目的の資金が多く回っていると見られている仮想通貨市場ですが、今後多くの企業が支払いに対応していくことで、通貨そのものとして扱われるようになる日も遠くはなさそうです。

参考:DARTZ MOTORZ