ナイアンティック、ポケモン両社は観光振興連携の共同発表を2016年8月に行った京都府、福島県、岩手県、宮城県、熊本県の1府4県から要望をうけ、iOS/Android対応の位置情報ゲーム「Pokémon GO(ポケモンGO)」内の「ジム」や「ポケストップ」を増設することを発表した。

この取り組みでは、1府4県の観光協会会員や自治体の職員、地元住民のトレーナーなどにより、有名なモニュメントなど地域の名所に関する情報収集をし、その情報にもとづき、「ジム」や「ポケストップ」が追加される。

すでに2017年4月1日からは、東日本大震災の被災地の福島県浜通りの「浪江町」、「広野町」、「楢葉町」、「川内村」と、宮城県の「石巻市」、「東松島市」、「南三陸町」。京都府南部では「宇治市」、「八幡市」を対象に順次拡大していき、今後も「ジム」や「ポケストップ」を増設していく予定だ。この取り組みによって、地域の交流人口の増加や観光誘致などを支援するとのこと。2017年4月中旬には、熊本県八代地域と岩手県「陸前高田市」「大槌町」にも「ジム」と「ポケストップ」が追加される予定。

東日本大震災から6年経つ。復興に向け人々が協力し続けることの大事さを、「ポケモンGO」というゲームを通じて、改めて認識させてくれた。