ショッピングモールや小売店運営を手掛けるドバイのマジドアルフッタイム(Majid Al Futtaim)が、暗号通貨取引所大手Binanceと提携し、Binance Payを支払い方法として受け入れることが先週明かされた。
マジドアルフッタイムはドバイを拠点として中東、アフリカ、アジアなど17カ国に事業の手を伸ばし、ショッピングモールや小売店、映画館などのレジャー施設等を手掛けている。
Binanceのチャンポン・ジャオCEOは先週Twitterで「29のショッピングモール、13のホテル、4つの多目的コミュニティがBinance Payを通じて暗号通貨を受け入れることになりました。」とマジドアルフッタイムを紹介した。
マジドアルフッタイムの投資家向け報告書によると、中東と北アフリカの合計5カ国に29のショッピングモールを展開しており、2021年には合計で1億7500万人の訪問者があったと報告している。
また同社は、日本にもあるフランスのスーパーマーケット「カルフール」の現地におけるフランチャイズ権も保有し、16カ国で合計423のカルフールの店舗も展開している。
その他にもマジドアルフッタイムはBinanceの市場へNFTを掲載することや、複数のプラットフォームからの暗号通貨を保持するためのデジタルウォレットを作成するプロジェクトなどが進められているという。
Binanceのチャオ氏はマジドアルフッタイムを「中東で最も権威のある企業の一つ」と紹介し、「Web3テクノロジーを統合することで、顧客はブランドと関わり、新しい支払い方法を提供する革新的な新しい方法にアクセスできるようになります。」と語った。