検索・Web広告大手のGoogleを擁するAlphabet Inc.が先週、第4四半期の決算説明会においてグループのブロックチェーン戦略に関する情報を共有した。
Alphabetのサンダー・ピチャイCEOはweb3に関する見解と、Alphabetとして業界にどのようにアプローチしていくかを尋ねられた際、イノベーションはいつもエキサイティングだと述べ、「web3では、ブロックチェーンと、幅広いアプリケーションを備えた非常に興味深く強力なテクノロジーを検討しています。これも、どのアプリケーションよりもはるかに幅広いものです。」と語った。
企業として現在エコシステムに対してどのように貢献し、価値を付加する事ができるか検討している考えを明かし、クラウドチームがブロックチェーンプラットフォームでの製品の構築、取引、価値の保存、および展開における顧客のニーズをどのようにサポートできるか実際に検討に着手していると一例を出した。
「私達はその空間を注意深く見守り、可能な限りサポートします。全体としてテクノロジーは進化し、革新し続けるでしょう。私達は革新を促進するようにアプローチしていきたいと考えています。」とピチャイCEOは述べた。
Googleのクラウドサービスでは、国内でもNTTやMUFG、mixiといった様々な企業が多様なサービスを展開している。そのクラウド部門が現在、ブロックチェーンの専門知識を持った多数の人々雇うことを計画しているという。
Googleのクラウド部門でデジタル資産戦略の責任者を務めるリチャード・ウィドマン氏は「私達が正しく仕事をすれば、分散型を推進する事ができると考えている」と述べている。