Twitterのジャック・ドーシーCEOが11日、Twitterにライトニングネットワークを統合する可能性について言及した。ドーシーCEOはフォロワーのツイートに対してこれが事実になるのは「時間の問題だ」と語った。

Twitterへのライトニングネットワーク統合についての会話は、すでにライトニングネットワーク上で運用されるSphinxというチャットアプリ上で行われた。

ライトニングネットワークはビットコインを拡張するためのオフチェーン取引を用いた送金方法のことで、ビットコインで課題の一つとなる送金速度の向上や、少額決済への対応の実現が期待される技術である。

ドーシーCEOが2019年12月に発信したソーシャルメディア向けオープンプロトコル「BlueSky」に支払い方法としてライトニングネットワークが組み込まれる可能性も指摘された。本来Twitterもオープンなプラットフォームとして成長する道筋もあったが、中央集権的ソリューションとして成長してきたとドーシーCEOは説明している。

現在の中央集権的運営による弊害としてヘイトやフェイクなどに対処するための人的リソース不足などを挙げたが、モデレータへの報酬などをエコシステムとして組み込むことができれば現在ソーシャルメディアを渦巻く悪感情を抑制することが出来る可能性についても期待される。