アメリカの投資銀行JPモルガンが2020年のビットコインに対して、まだ高騰が続く見込みを明かしたと米ニュースメディア「Business Insider」が報じた。今後ミレニアル世代が金融市場により深く参加してくるにあたり、代替通貨としての地位を争う金と比べてビットコインがより好まれる可能性を考慮してのものと述べられた。

ビットコインは年初来で70%ほどの高騰を見せているがそれでも金の価値に比べると圧倒的に低いとJPモルガンは分析しており、金の現物市場2.6兆ドルに対してビットコインは2000億ドル程度にしかなっておらず、ビットコインは将来的に10倍ほどの上昇を見せる必要があるとJPモルガンは報告している。

また、仮想通貨は富の貯蔵庫としての機能だけではなく直接支払手段ともなりうるため、さらにその有用性と価値を増すと語っており、長期的には潜在的な上昇幅はかなりのものであるとJPモルガンは結論づけた。

8日にはTwitterのジャック・ドーシーCEOの率いるオンライン決済Squareが大量のビットコイン購入を発表し、22日にはPayPalが仮想通貨の送金開始を発表するなど、仮想通貨を取り巻くニュースには追い風が吹いており、ビットコインの価格も10月に入ってから再度上昇傾向を見せているところである。

参考:Business Insider