イランのロウハニ大統領が仮想通貨マイニング産業に対して国家的アプローチを策定するよう政府に命じたことを現地ニュースサイトArzDigitalが20日報じた。

エネルギー、通信情報技術省、中央銀行などを取りまとめ、仮想通貨マイニングに関する問題を再確認し、今後の課題へ向けた計画を建てる必要があると打ち立てた。

イランは、それまで単なる計算機の演算結果でしかなかったマイニング行為を2019年7月、世界に先駆け初めて合法を明文化した国家でもある。違法でもなく取締もしないという国は数あれど、お墨付きを与えることに慎重だった時代を切り開いたアーリーアダプター的存在であり、ライセンスの所有者にデジタル資産の売却する権利も認めた。

18日には外国為替、通貨などの密輸規制を仮想通貨にも適用する法案が発令され、イラン国内の仮想通貨取引所はイラン中央銀行への登録を義務付け、仮想通貨事業への整備加速が見られる。

参考：ArzDigital