仮想通貨ビットコインで投げ銭を行うことできるコンテンツ投稿サイト、Baskadia(バスカディア)の正式版がリリースされた。

Baskadiaはマンガ・小説・イラスト・写真・ブログなどといった様々なコンテンツを自由に投稿することができ、閲覧者は好きなコンテンツに対しビットコインで投げ銭を行うことができる。

投げ銭ビットコインの授受に関してBaskadiaでは仮想通貨ウォレット機能が搭載されている。あくまで投げ銭であり、コンテンツの閲覧にはBaskadiaへのサインアップは必要なく、無料で利用可能となっている。

仮想通貨によるテキストコンテンツの収益化はSteemitやALISが知られているが、いずれも独自の通貨・トークンを報酬としている。一方で今回のBaskadiaは汎用性も高いビットコインを採用している。投資目的ではなく、報酬としてビットコインを得ることが出来るユーザーが増えることは身近に使える通貨として認知されるのに役立つだろう。

公式サイト上に記載されているBaskadiaの目的として「海賊版サイトを撲滅し、クリエイターの利益を保護すること」を掲げている。海賊版サイトの利用動機はコンテンツが無料であることで、Baskadiaでもクリエイターへの還元は投げ銭によるもので、閲覧に課金しないため利用者が海賊版サイトを訪れる動機を失うとしている。

肝心のコンテンツであるが、大手出版社など有力なコンテンツホルダーが不在の現状では海賊版サイトに対抗できるとは言い難く、無料で見られるものに投げ銭機能が付いたという印象は拭えない。同じく海賊版に悩まされていた映画・音楽業界が定額サブスクリプションに活路を見出し多くの売上を出した。閲覧無料の軸で海賊版サイトに対抗するためには海賊版サイト同様、本来有料のものが無料で見られるという閲覧者側のインセンティブが必要だろう。そのためには出版社が投げ銭サイトBaskadiaに注力するかが成功のためのファーストステップと言える。

さらに、商業ベースで成功した作品が掲載されるようになれば、同じプラットフォームで公開したいと思うインディーズクリエイターも集まっていく。ビットコイン投げ銭で有力コンテンツホルダーを動かすことができるかどうか、今後の成長に期待していきたい。

参考:Baskadia(ヘルプ)