GMOインターネットは、今月23日に日本円と連動したステーブルコインである「GMO Japanese Yen」のプロジェクトを実験含めて進めていることを発表した。去年の11月には「GJY」として発表されていた識別コードは「GYEN」に改められている。

事前の計画では2019年度内にアジア地域でサービス展開を想定していたようだが、日本国内においてもサービス提供されるかは公言されていない。

2017年5月に仮想通貨交換事業に参入したGMOインターネットは同年12月に仮想通貨マイニング事業も開始し、仮想通貨の未来に着目していた企業である。

今回のプレスリリースによれば大きく3つに分類可能である仮想通貨事業のうち既に「交換」「マイニング」は行われてきたがGYENのサービスによって「決済」に関しても手を広げるものとしている。

また、決済分野は金融とテクノロジーが手を組むものであり、価格の安定性における仮想通貨の有用性を示すべくプロジェクトを進めてきたとも語っている。

従来の仮想通貨は法定通貨に比べ相場変動が激しく、日常使うには商品価格の決定にもリアルタイム性が求められるなど、印刷物などに記載するには難しかった。ステーブルコインは「安定通貨」とも称され、仮想通貨のスピーディーな送金などのメリットを引き継ぎつつ、価格の安定性をカバーするものとして発明された。

最も有名なものではドルにペッグしたテザーがあり、安定性に疑問は呈されているが石油にペッグしたベネズエラのペトロなど通貨以外に裏付けされたステーブルコインなども出現してきている。

なお日本では他に作家の竹田恒泰氏が中心となっている法人のエクスコインと外貨両替所のエクスチェンジャーズとで、ステーブルコインのxcoinが発行される計画となっており、こちらは日本円や米ドル、ユーロなどを裏付けとしている。
 
「GMO Japanese YEN」に関してはカレンシーボード制となっており、法定通貨担保型にする予定とのことである。GMOインターネットが提示したい安い送金手数料含む、仮想通貨の良さはこれからどれだけ広くアピール出来るだろうか。

参考:PR TIMES