リップルのインキュベーターで投資部門のXpringは2日、2018年5月の発表以来、Xpringプロジェクトに5億ドル(約540億円)を費やしてきたことを公式ブログで明かした。

これらの資金は、ブロックチェーンベースのゲームプラットフォームForteを含む20社以上に分配されたと伝えられている。

Xpringの投資は、XRPトークンのユースケースの作成が目的とされている。彼らが「XRPレジャーとインターレジャープロトコル(ILP)の開発者のためのツール、ライブラリとサービス」を提供することによって、開発者プラットフォームの構築を支援することになる。

Xpringは、インフラ開発と革新的なプロジェクトを通じて、より多くのユースケースを作成するために2つのアプローチからなるアプローチを取っていると伝えられている。

インフラストラクチャー開発の例として、彼らはXRPレジャーとインターレジャープロトコルへの貢献、すなわちネイティブリップルレジャーとブロックチェーン相互運用性のためのプロトコルを引用している。

公式ブログでは、Xpringが新しくサポートを行っているプロジェクトも紹介された。

Bolt Labs
複数のデジタル通貨をサポートする、プライバシーを重視した支払いチャネルネットワーク。プライバシーを保護しながら、ブロックチェーンの外側で行われるオフチェーンの取引を拡張する。

Securitize
準拠された容易な資産により、1兆ドル規模の民間証券市場の流動性を確保する。

Dharma
ユーザーが世界中のどこからでも簡単に暗号通貨を借りたり貸したりすることを可能にするピアツーピアの貸付市場。

Wietse Wind’s XRPL Labs
ユーザーと開発者向けの署名アプリ「xumm」や、その他のプロジェクトを含む、XRPレジャーのためのアプリケーションの開発。

参考:Xpring