中国は、国内で進行中のブロックチェーンプロジェクトの数で世界をリードしている国である。
中国のニュースサイト「China.org.cn(中国網)」が報じたBlockdata変数のレポートによると、中国には263のブロックチェーン関連プロジェクトがあり、これは世界全体の25%を占めているという。
ブロックチェーンプラットフォームの開発を手がける「Qulian Technology」のCTOであるLi Qilei氏によると、特に銀行やブローカーの資産証券化において、金融セクターがブロックチェーンテクノロジーの最大の利用者であると述べた。
また、ニューヨークに拠点を置く米国の「Digital Asset」の事業開発責任者であるChris Church氏は、香港証券取引所(HKEX)との共同作業を開始したことを挙げ、中国内外で事業を行うことの重要性を指摘した。
Church氏は、「HKEXが私たちにとって非常に重要である理由の1つは、それが本土の株式市場への入り口であるためです。」と述べている。
昨年、全世界的な知的財産権の保護を促進することを目的とする国際連合の専門機関である「世界知的所有権機関(WIPO)」は、ブロックチェーン関連の特許出願のほとんどが中国からのものであると報告した。
さらに、米大手情報企業である「Thomson Reuters」が国際特許機関から収集したデータによると、2017年に出願された406件の特許の半分以上が中国からのものであり、そのうち225件がブロックチェーン特許であり、続いて米国が91、オーストラリアが13であった。
参考:中国網