大手仮想通貨取引所BinanceのCEOであるChangpeng Zhao(CZ)氏は25日、自身のTwitterアカウントにてユーザーからの質問に対して答えるかたちで、XRPの価値について強気な姿勢を示した。

先日、米最大の仮想通貨取引所であるCoinbaseが自社のプラットフォーム「Coinbase Pro」にXRPを追加したこと発表したが、BinanceのCEOであるZhao氏はこの採用を喜びユーザー層を奨励した。

この反応に対してTwitterのあるユーザーが「納得できません。なぜ皆さんはXRP採用を祝うのですか?悪魔が嵐を採用するようなものなのに・・・。」とツイートすると、BinanceのCEOであるCZ氏本人がこれに対して以下のように返信した。

「それはね、すでにこれまでいつくかのポッドキャストでも回答してきましたが、価値のあるプロジェクトを特定する最も良い方法の一つは“ユーザーベースである”ということがありますが、XRPにはそれがあります。市場は皆さんの足が決めることであり、分散化の理想主義が決めることではありません。ユーザーベースを増やし、採用を増やしていきましょう。」

Coinbaseのライバル企業でもあるBinanceは以前からXRPを取り扱っており、今年1月にはクレジットカードおよびデビットカードによるビットコインやXRPなどを含む4つ仮想通貨の購入を可能にした。

XRPをめぐっては発行時に有価証券として登録されるべきだったなどという主張もあり、リップル社が集団訴訟が起こされるなど、問題は残されている。

しかし、CZ氏が語っているように、理想論が市場を決めていくのではなく、実際の普及が市場を決めていくのは事実。

CoinbaseやBinanceのこうした動きも、市場の普及に応じたものなのだろう。いずれにせよ、業界を代表する取引所なだけに、今後も両社の動向には注目していきたい。