スイス金融市場監査局(FINMA)がスイスで初めての暗号通貨資産管理ライセンスをCrypto Financeの子会社であるCrypto Fund社へと与えたことが発表された。このライセンスは非暗号通貨による資産管理のライセンスと同様の括りになるという。

FINMAは年初にCrypto Finance AGへと限定的なライセンスを与えていたが、今回のアップグレードにより暗号通貨の追跡、顧客への投資顧問サービスの提供などが可能になった。

暗号通貨開発の拠点たるクリプトバレーと呼ばれるツーク市を持つスイスだが、同じヨーロッパ内でもマルタやリヒテンシュタインなど暗号通貨に寛容な土地に競争で負ける懸念などがあったために、地元の暗号通貨愛好家たちからは新たな前進を歓迎する声も聞こえてくるようだ。

先月にもSEBA Crypto社が暗号通貨サービスを提供する銀行設立のために1億スイスフランを調達するなど、スイスのクリプトバレーがイニシアチブを取るための好材料が続けて出てきている。

参考:bitcoinist.com