ブロックチェーン決済のスタートアップであるVeemが、ゴールドマン・サックスから2,500万ドル(約28.4億円)もの資金調達を行ったことが明らかになった。9月26日に同社が発表した。
Veemは、2017年にAlign Commerceという会社がブランド再生した会社で、同時期に約2,600万ドル(約29億円)というシリーズBの資金調達を行い、GV(旧Google Ventures)、Silicon Valley Bank、Kleiner Perkins、Pantera Capitalといった企業と同じ投資ラウンドに参加した。
プレスリリースによると、Veemは伝統的なSWIFTベースの転送とブロックチェーンネットワークの両方を含むマルチレール決済プラットフォームを提供しており、特定の転送に最も有利なルートを選択することでスピード、セキュリティ、低料金を提供することを目的としているという。
中小企業の所有者が国際的な支払いを送ったり受け取ったりする際に、遅く、古く、そして高価な電信送金システムに頼らざる得ないという問題に取り組むことこそが、Veemの使命であると同社は語った。さらに続けて、国際送金システムのSWIFTについても以下のように言及した。
「SWIFTは40年前の技術で、中小企業を手数料で叩き、信頼性とセキュリティを確保するための透明性にも欠けている。」
Veemは、当時たった590人というユーザー数だったが、2015年のシリーズAの資金調達ラウンドの際にはユーザー数が飛躍的に増加したことを明かした。シリーズBの際は18,000人まで増え、今や96カ国の80,000以上の中小企業が参加しているという。
VeemのCEOで創業者のMarwan Forzley氏は、「我々は、ゴールドマン・サックスが我々の投資ラウンドをリードしてくれることに感激している。この資金は、当社の軌跡を拡大し、流通を拡大し、新たな戦略的パートナーシップを形成するのに役立つだろう。」と語った。
参考:Veem