スイスの銀行、Falcon Private Bankが、ビットコイン(BTC)に続いてイーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)を取り扱うことが分かった。米コインテレグラフにより伝えられている。今回新しく追加される仮想通貨は、8月22日から提供するという。
欧州や一部海外では仮想通貨に対して、先進的かつ積極的な取り組みが多く見られるが、金融機関が顧客にこういった仮想通貨のサービスを提供するのはFalcon Private Bankが世界初の試みとなる。
イーサリアムやライトコインなどアルトコイン(オルタナティブコイン:ビットコイン以外の仮想通貨)に関して追加での取り扱いもさることながら、1日に登場したばかりのビットコインキャッシュに早速対応できる事業体制は目を見張るものがある。
また、クライアント向けのBitcoinツールを導入したことを発表し、この動きは「敏捷性を証明し、市場での戦略的再配置を強調する」としている。
日本国内でも銀行が、仮想通貨の技術面である、ブロックチェーンに関して積極的な姿勢を見せているが、仮想通貨の取り扱いやサービス提供となるとまだ時間がかかりそうだ。
現行では改正資金決済法の施行により、法律面やインフラ整備など、多くの課題はあるが、これをクリアし国内の銀行でビットコインやイーサリアムなどが提供される日もそう遠くないかもしれない。多方面から注目が集まっている。