2017年中に、ビットコイン専用の現金自動預け払い機(BTM)がウクライナ国内で150台、設置されることが分かった。また、今夏の終わりまでには首都キエフに20台から30台のBTMの設置がされる予定としている。
Kuna Exchange、およびKuna Bitcoin AgencyのCEO、のMichael Chobanianが発表したところによると、BTMの設置はウクライナの起業家からの需要が高まっていることに加えて、顧客からの要望によりBTMを設置することを決定づけたという。
この150台のBTMでは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ウェーブス(WAVES)、Golos(GOLOS)などの仮想通貨の取引に対応するという。また、ウクライナグリブナ(UAH)があればユーザー認証など不要で誰でも仮想通貨を購入することができるという。
現在は、ウクライナ国内では4月下旬にウクライナ南部の港湾都市、オデッサに設置されているのみしか確認できていないが、年内に150台となると、かなら大掛かりな動きであることは想像に難くない。
日本国内でも数こそ多くはないものの、ビットコイン対応のATMを導入する店舗も増えてきており、普及へ向けての前向きな姿勢が伺える。わざわざATMに日本円を入金してビットコインを購入するといった流れは、違和感があるかもしれないが、よくも悪くも仮想通貨市場を活性化させる足掛けになるのではと期待したい。
このところ、大手家電量販のビックカメラやメガネスーパーでの決済対応や、名古屋のベルギービール専門店サンタルヌーなど、飲食店のICOが行われたことでも仮想通貨界隈の話題が絶えない。本日7日からは丸井グループの新宿マルイアネックスでも試験的にビットコイン決済の導入がされる。国内でも注目されているビットコイン、今後の動向からますます目が離せない。