仮想通貨モナーコイン(MONA)のここのところの高騰が目覚ましい。取り扱われる仮想通貨取引所が増えたことが主な好材料と考えられているが、このモナーコインは日本発祥のコインということで、国内での人気が高いことも要因のひとつだ。
大手ネット掲示板2ちゃんねるでもおなじみのアスキーアート「モナー」をモチーフとしてつくられたコインだが、現在国内のPCショップなどでも決済に対応する店舗が増えてきている。
ちなみに「モナー」の正式名称は「オマエモナー」。猫のような熊のような謎の生物という設定で見た目も可愛く、人気のキャラクターだ。
ここひと月ほどの相場動向を引け値ベースにはなるが、おおむね参考までに。このモナーコインだが、6月初旬は1MONA/30円近辺だったが、19日まで40円ほどまで推移、その後一気に動意付き、21日には1MONA/88.6円と急騰を演じた。
一時、調整的に27日には1MONA/72円ほどまで下げたが、4日かけ上昇、7月1日には95円を上回り、青天井相場が期待されたが、再度2日間下落、本日3日は82円前後を推移している。この近辺で高値揉み合いが続くようであれば、目先の高騰も充分に可能性は考えられる。
しかし、ジャンピングキャッチや利確での投げも考えられるので、この辺は慎重になりたいところだ。方方ではセグウィットを採用していることなど、もっと評価されてもいいのではないかという意見も散見される。
高値ではあるが、下げてきているので、6月21日以降に見られたリバウンドを期待するか、判断が難しいところでもある。
このリバウンドを「デッド・キャット・バウンス(その場合は下げ相場の中での一時的な反騰)」とみるか、或いは「これから先の高値を狙ってくる、大きな上昇トレンドは崩れていないので先の急落はあくまでも高値調整はある」、とみるかは見解が分かれている。
あくまで希望的観測であるが上昇トレンドは崩れていないと見たい。しかし、6月21日の高値が左耳で、一回目のヘッド・アンド・ショルダーを成し、右耳である、二回目のヘッド・アンド・ショルダーを7月1日に形成したとすれば、モナー型罫線作るためには、急落をする必要があると考えられる。
無論チャートの見方としては不適切ではあるが、一寸先でも読みづらい仮想通貨相場。根拠云々材料抜きにして、どのような動向を見せてもおかしいということはないだろう。
「オマエモナー」の両耳が完成した今、1MONA/50円前後までの急落を演じればモナーの頭部型罫線の完成である。チャートから判断すれば、本日3日から4日ころに動きがあるとの見方があるが、高値乱高下の今日この頃、高値つかみで泣かないように、慎重な判断をしたい。