米MGTキャピタル・インベストメンツ(以下MGTI)は23日(米現地時間)、仮想通貨のマイニングコンピューターを最大60台購入することでBit5ive社と契約を締結したと発表しました。
MGTIはMcAfee Associatesの創設者であるジョン・マカフィー氏がエグゼクティブ・チェアマンを務めていて、今回のマイニングコンピューターを使い、「ビットコイン(BTC)」に続いて、「イーサリアム(ETH)」のマイニング(採掘)をするとのことです。
ここのところ米国の仮想通貨取引所でフラッシュ・クラッシュが発生したり、ICOの取引などでネットワークが混雑し不具合が生じたことを懸念する声も多いイーサリアムですが、MGTIが本腰を入れてマイニングをするとなると、今後のイーサリアムの市場の動きも気になるところですね。
マカフィー氏によると「当社は毎日、仮想通貨の成長と価値を確信している」と述べています。また、「ブロックチェーンの処理能力をリードするプロバイダーとして独自の地位を確立している」とも伝えています。
すでに織り込み済みの材料ですが、これが本格的に始動されれば、さらにMGTIがイーサリアムの市場に好影響を与えることを期待できそうです。
イーサリアムは今年に入ってからというものの高騰を続け、年初には1ETH/1,000円ほどだった相場を一時4万円台まで高値を付けました。5ヶ月間で約4,000%という驚異的な急騰で仮想通貨市場での時価総額2位の座を不動のものにしています。これはイーサリアムを利用したICOが続き、買いが集中したことが原因と考えられていますが、直近の2週間では下落。27日現在は1ETH/2万9,000円台半ばを推移しています。時価総額1位のビットコインにも追いつきそうな勢いに今後の動向も気になるところです。