FRB(米国連邦準備制度理事会)は、国の決済インフラを強化するために、リアルタイムの支払いおよび決済サービスのリリースを計画していることがわかった。8月5日、プレスリリースにて発表した。
このシステムは“FedNow”と呼ばれ、 2023年または2024年に開始される予定だ。
FedNowの立ち上げにより、FRBは、24時間体制で週末や平日に送金できるサービスで国の支払いシステムを近代化することを目指している。このサービスは、企業と一般の両方が利用できるという。
FRBは、このようなシステムにより消費者がより柔軟にお金を管理し、円滑な支払いを行えるようになると考えており、新しいサービスの可能な設計と機能に関して探求している。この問題について、FRBのラエル・ブレーナード知事は次のように述べた。
「誰もが即時かつ安全に支払いを行う同じ能力に値し、すべての銀行はコミュニティにそのサービスを提供する同じ機会に値します。FedNowは、全国のすべてのコミュニティのあらゆる規模の銀行にリアルタイムの支払いを提供することを許可します。」
暗号通貨コミュニティからの反応
暗号通貨コミュニティの一部のメンバーからは、独自のリアルタイム支払いシステムを開始するというFRBの計画に驚きの声も見られる。暗号資産管理会社のMorgan Creek Digital Assetsの共同設立者であるAnthony Pompliano氏は、「ビットコインはすでに利用可能です」とツイートした。
暗号通貨関連企業の動向
他の暗号関連企業は、プロジェクトに貢献する立場にある。例えばリップル社は今年6月、FRBのFaster Paymentsタスクフォース運営委員会に選出されている。このイニシアチブは、「米国で迅速、安全、ユビキタスな支払いネットワーク」を構築することを意図している
FRBは先週、金利を引き下げており、一部の専門家はビットコイン(BTC)の最近の価格上昇に部分的に責任があると見解を示している。Fundstrat Global Advisorsの共同設立者であるTom Lee氏は次のように述べた。
「ビットコインは、間違っている可能性のあるものに対する投資家のマクロヘッジになりつつあります。利下げは流動性を高めています。流動性は、これらすべてのリスク資産に資金を押し込み、ヘッジも行っています。これはビットコインを支援しています。」
参考:FRB