SWIFTインディアは20日、フィンテック企業のMonetaGoと提携し、ブロックチェーンのパイロットプログラムを開始することを発表した。
SWIFTインディアは、国際銀行間通信協会(SWIFT)とインド国内の複数の大手銀行が設立した合弁企業で、インド国内の銀行や企業に金融メッセージサービスを提供している。
MonetaGoは、ニューヨークに本拠を置くフィンテック企業で、ブロックチェーン技術を活用したビットコインや銀行の取引システムをソリューションとして提供している。
MonetaGoによって提供されるインフラストラクチャと、SWIFTの標準化された金融メッセージの統合により、国内の銀行は金融商品やプロセスのセキュリティや効率を向上させることを目標としている。
MonetaGoのブロックチェーンソリューションは、簡単にアクセス可能且つ直感的なインターフェースを使用し、リアルタイムな意思決定を可能にするという。すでに今年の4月には、機密情報を安全に保管するために複数の金融機関による日常的な使用のために設計された初めてのエンタープライズグレードのブロックチェーン“iインド”の導入が成功したとも発表されている。
SWIFTインディアのCEOであるKiran Shetty氏は、プロジェクトでMonetaGoと提携する目的について以下のように語った。
「SWIFTインディアは、貿易のデジタル化を通じてインドの金融界に大きな価値を提供することにコミットしています。MonetaGoは二重資金調達を回避するための詐欺軽減ソリューションの提供に特化しており、E-Way Billの真正性を確認する専門知識は素晴らしく、パートナーシップは我が社に自信をもたらしてくれました。」
また、MonetaGoのCEOであるJesse Chenard氏は、SWIFTインディアとのパートナーシップについて以下のように語った。
「インド政府は政策と技術革新の両方によって支えられているデジタル・インフラストラクチャーに重点を置いているのだから、これらの製品やイニシアチブに興味を持っているのは当然と言えるでしょう。この作業は、銀行業界が得られる情報に大きな影響を与えるでしょう。」
参考:PR Newswire