11日午前10時半頃Twitterに一つのツイートがあげられた。当該ツイートはすでに削除されているが内容は12日にbitFlyerに業務停止命令が下るという内容だった。bitFlyerには業務改善命令も出されておらず、段階を飛ばして停止命令が下るのかといったネットの冷静な声もある中、当該アカウントからはソースはないが間違いのない筋からの情報だという補足が入った。
一方で、20時ごろにbitFlyerの公式アカウントから否定のツイートがつぶやかれ、当該アカウントは炎上する形となった。
このまま何もなければ当該アカウントは悪質な偽計業務妨害に問われかねない一件だ。掲示板に投稿される犯行予告などと同様、すでに多くのトレーダーに実害を来している以上見過ごして良い類のものではないだろう。
「仮想通貨にインサイダーが存在しない」を曲解した上でのイタズラとみなすにはあまりにも悪質であり、インサイダーではなくbitFlyerに対する偽計業務妨害にあたるとなれば十分に犯罪となる行為である。
当該ツイートは削除され、後にbitFlyerの名を消した上で業務停止命令の出る可能性があるという慎重な姿勢にシフトしたツイートがつぶやかれたが、すでに数多くのスクリーンショットは取られており内容の不一致も見られることから簡単に炎上は収まりそうにない。
こういった投稿はSNS上でしばしば散見され、取引所や企業、プロジェクトに対しても悪質な虚偽を行う輩はあとを絶たない。
承認欲求を満たすためのイタズラが大半だが、「特別な情報源を持っている。」といった印象を持たせて、DMなどから有料サービスに誘導されるケースも見られ、トラブルに発展する事例も少なくない。ユーザーの皆様は決して真似をしないようにご注意いただきたい。