クリプトバレーとして知られるスイスのツークに本拠地を置くスタートアップのSmart Valorが2018年4Qに開始のため、スイス金融市場監査局(FINMA)からライセンスを受けた。

スイスの多くのスタートアップは、今回Smart Valorが承認されたライセンス無しにプラットフォームの運営をしている。前述の通りツークはクリプトバレー呼ばれるようにブロックチェーン、仮想通貨の産業を広く受け入れようとする立場だが、明確な規制ルールがないことから、銀行などの金融機関に危険と判断され財務活動を拒否されてきた。

今後はFINMAの代理権を持つVQF(金融サービス基準協会)がマネーロンダリング防止の対策状況等を監査することでブロックチェーン業界に信頼性をもたらすことが期待される。

また、同社は2019年半ばまでに銀行業務の免許を申請することでサービス拡大を目指していることを表明した。

仮想通貨を牽引していく存在たるべくクリプトバレーを名乗ったものの、金融機関との連携が噛み合わず、多くのプロジェクトが他国へと事業を移すことを選択した。この流れを止めるべく金融監査当局はICOのための新たなガイドラインを導入した。

クリプトバレーがシリコンバレー同様に業界の牽引者となれるか、引き続き今後にも注目が集まる。

参考:ETHEREUM world news