西アフリカに位置するナイジェリア共和国で24日、暗号通貨による学費の支払いが認められたことが明らかとなった。カノ州チランチにある私立校ニューオックスフォードサイエンスアカデミーが暗号通貨による支払いを受け入れるとしている。

Sabi'u Musa Haruna学長によれば生徒の保護者と相談した結果、この決定に至ったと語っており、これが変化していくグローバルトレンドに沿ったものであると主張した。

ナイジェリアでは中央銀行(CBN)や規制当局が暗号通貨の使用と受け入れに対して繰り返し警告を発しているが、学校は機関からの要請を無視する構えをとった。

CBNや規制当局は暗号通貨に対して多くの規制推進地域と同様に、暗号通貨の不安定さや詐欺的な暗号投資プラットフォームが散見されることを危険視している。

過去に分散型暗号がナイジェリア法定通貨のナイラの外貨市場における下落を加速させる役割を担っているとCBNは示唆していたが、ナイジェリア人を暗号通貨から引き離すことに成功はしておらず、ナイジェリアはアフリカで最大規模の暗号通貨市場の一つとして知られている。

未だボラティリティに課題を抱え続けている暗号通貨だが、それでもニューオックスフォードサイエンスアカデミーが保護者からの要請で暗号通貨による支払いを受け入れるように、暗号通貨への関心は非常に高いといって良さそうだ。