コロンビアのボヤカで立ち上げられた暗号通貨「Kmuschicoin」が地元で支持を集め、実店舗などにも採用が進み、新興ローカル暗号通貨として注目を集めている。

ビットコインボヤセンスとも呼ばれるKmuschicoinは地元の環境エンジニアGermán Viasus氏とベネズエラのプログラマーJosé Carmelo Campos氏によって作成され、世界で最初の「環境暗号通貨」を標榜している。

Viasus氏いわく、Kmuschicoin開発の当初の目的としては地元ボヤカを拠点として、カブトムシを介して廃棄物を有機堆肥に変換するTierra Viva社の株式を販売するためだったとしており、Kmuschicoinを使用することで廃棄物と堆肥のリサイクルの輪を形成できるため環境暗号通貨と呼ばれる。また、Kmuschicoinの名前の由来として日本語の「カブトムシ」の音を参考にしたとしている。

Kmuschicoinは地元の販売店やレストランなどで支払手段として採用され、QRコードを使用して決済が可能になっているなど、地域密着型暗号通貨として地位を固めてきたが、現在は他の国からも5,000人以上の人々がKmuschicoinを保持していると言われている。