SNS大手Facebookの計画する仮想通貨「Libra」がもともとの計画の縮小版である単一仮想通貨としてリリースの準備が進められており、はやければローンチは2021年1月になることをFinancial Timesが報じた。

当初のLibraはホワイトペーパーによれば、いくつかの通貨バスケットに結び付けられた仮想通貨となる予定だったが、当初の計画から機能を縮小し、USD、EUR、GBP、SGDなどをそれぞれ背景とした4種類のステーブルコインとしてリリースされる。

正式なリリース日はLibraがスイス金融市場監督局(FINMA)から支払いサービスとしての承認をいつ受けられるかによって変わってくると伝えられている。

昨年6月に発表された初期のLibraはグローバルステーブルコインとして構想されていたが、米議会などからその運用に対する危険性や、Facebookの個人情報流出などが重なり問題視されており、協賛する企業の脱退なども相次ぎ紆余曲折を経てようやくローンチまでこぎつけた形となる。