中国四大銀行のひとつである中国建設銀行(CCB)が11日、ブロックチェーン基盤の譲渡性預金となる債権を30億ドル相当分発行することを中国メディアサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)が報じた。債権の取引開始は13日金曜日に開始予定となる。

CCBは香港を拠点とするフィンテック企業Fusangと提携してブロックチェーン債権を発行。販売はマレーシアにあるデジタル取引所Fusang Exchangeにて行われ、この債権はビットコインで支払うことも可能となっている。

SCMPによれば債権は3ヶ月の間販売され、最低100ドル相当から発行することができ、満期を迎えるころに約0.75%の利回りがあり、銀行の年利約0.25%より高い利率がついているとしている。

Fusang最高経営責任者のHenry Chong氏はこの取引によって投資家が打撃を受けた場合Fusangと国営銀行とで協力して対応していく考えを述べた。

銀行金利よりも大幅な利回りが提示されているブロックチェーン債権だが、SCMPはこれに関してオフショア投資となるため預金保険の対象外であることを注意点としてあげた。

参考:SCMP