オーストラリアのフィンテック企業である「Airwallex」が同国銀行のANZやSalesforceなどから合計2億5200万豪ドルを調達したことをシドニーモーニングヘラルドが報じた。日本円にして約173億円にのぼる。

ANZ、Salesforce、Tencent、セコイアキャピタルチャイナ、ヒルハウスキャピタル、ホライゾンズベンチャーが出資し、これまでAirwallexは合計で約390億円を調達している。

メルボルンにあるカフェからスタートしたAirwallexは現在クロスボーダー金融サービスを展開し、ユニコーン企業の仲間入りを果たしたスタートアップである。今回調達した資金をもとにヨーロッパやアメリカなど新しい市場での成長を促し、独自のゲートウェイを介した支払い受け入れソリューションの製品ラインを拡大していく。

AirwallexのCEOであるJack Zhang氏は「Airwallexプラットフォームを高速で俊敏なテクノロジーで構築し、製品を継続的に改善し、専用のサポートチームに投資することで、ビジョンに忠実に取り組んでいます。」と語った。

参考:Sydney Morning Herald