米国ミシガン州デトロイトにある自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)傘下のGMグローバルテクノロジーオペレーションズが出願していたブロックチェーンを利用した分散型マップに関する特許が2日に公開されたことが明らかとなった。

新たな技術では自動車に搭載されたセンサーが現在位置の周辺を評価、特徴づけをし、既知の地図との差異を検出し、ブロックチェーンに送信することで新たな道路状況を随時更新していくこととなる。

現在の地図更新プロセスはマップベンダーがすべての道路情報を知り、それらの地図情報を各デバイスへと送信する必要があるためシステムを保持するために大きなコストを要する。将来的にマッピングシステムを更新し続けるためのシステム改善案として今回の特許が発明された。

当該システムを搭載した一般車両は周辺のデータをリアルタイムに解析し、現在地図との差異をGPSデータとともにブロックチェーンへと記録し、道路状況と地図との乖離を防いでいく。ドライバーが意識することなく道路上を走る車自身が地図を更新していくことが可能になる。

参考:US Patent & Trade Office