機関投資家向けカストディアンとして知られるアメリカのアンカレッジが2日、仮想通貨XRPのサポート開始を発表した。XRPは分散型台帳技術を用いたクロスボーダー即時グロス決済システムのRipple上に展開されたネイティブ仮想通貨であり、現在世界3位の時価総額を誇る。

アンカレッジはデラウェア州にあるアンカレッジホールド有限責任会社とサウスダコタ州のアンカレッジトラストカンパニーを通じてサービスを提供する。米国証券取引委員会(SEC)には登録しておらず機関投資家に限定してカストディサービスを展開するがニューヨーク州向けにはまだサービスが提供されていない。

rippledと呼ばれるXRP Ledgerを構成するオープンソースソフトウェアを使用するなど、Rippleの開発者向けプラットフォームであるXpringによる様々なリソースを用いXRPをサポートする。

また、現段階ではXRPの保管をサポートしているが、将来的には顧客の要望に応じてペイメントチャンネルなど高度な機能もサポート可能であると語った。

参考:ANCHORAGE(medium)