米大手仮想通貨取引コインベースは分散型金融(DeFi)のUniswapとPoolTogetherへと出資したことを本日発表した。DeFiとは、Decentralized Financeの略で、分散型金融を意味し、証券、保険、デリバティブ、レンディングなどといった分野でブロックチェーンを利用した金融システムのことを指す。

コインベースによれば2019年は分散型金融(DeFi)の年とも言われ、多くの資金がDeFiプロトコルに投じられ貯蓄や交換に利用されはじめてきたという。そこで、さらなるDeFiの成長を促し、既存の金融商品との競争力を高め、新たなインフラを提供するためにUniswap、PoolTogetherへと出資したことを語った。

出資には昨年9月に立ち上げられたUSDCブートストラップファンドという枠組みを利用する。USDブートストラップファンドは、コインベースが昨年9月に200万ドルの初期資金で立ち上げられ、USDC(USDコイン)をによりスマートコントラクトプロトコルへ直接投資し、起業家や開発者に初期の流動性を提供する。USDCはコインベースの開発した米ドルにペッグしたステーブルコインである。

コインベースはUniswapへ100万ドル、PoolTogetherへ10万ドル、合計110万ドル分のUSDCによる出資を今回行った。

また、USDCブートストラップファンドでは助成プログラムへの申請を受け付けており、USDCを組み込みたいDeFi開発者に対し申込みを推奨している。

参考:blog.coinbase.com