リップル社は20日、グローバル投資企業のTetragon(テトラゴン)が主導したシリーズCの資金調達において2億ドル(約218億円)の資金調達をしたことを明らかにした。

主な引受先はSBIホールディングスやRoute66 Venturesなど。

フォーブスによると、リップル社の企業価値は100億ドルと評価された。

今回の資金は「グローバル展開している決済事業のさらなる改善」や「仮想通貨XRP、XRP Ledgerのさらなる普及促進」のために使用されると伝えられている。

仮想通貨市場が低迷である現在においてもRippleNetは急速に成長しており、ネットワーク全体においてもトランザクション数は前年比で10倍にまで増加している。

RippleNetに参加している顧客数は300を超えていると報告されており、現在6大陸45ヶ国以上に顧客を有し、70カ国以上への支払いを処理している。

この状況にリップル社のCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏は「ブロックチェーン業界で企業の成長が鈍化したり、倒産する企業が現れたりしている中で、リップル社は勢いを加速させリーダーシップを発揮している」と述べた。

この他にもガーリングハウスCEOは「今後リップル社の顧客基盤は来年には30~40%成長し、ネットワーク上での取引量は600%以上増加するだろう」と語っているように更なる成長が期待される。