投資コンサルタント会社であるエージクロフト・パートナーズのCEOであるドン・ステインブラッジ氏が長期的に多くのヘッジファンドがビットコインをポートフォリオの一部にするとの見解を示した。

ステインブラッジ氏はビットコインを素晴らしいテクノロジーと称賛、一部の人はすでにインフレに対するヘッジとして使っていると述べた。

ビットコインが現在、株価や為替相場の影響とは違う流れを受けており、非中央集権の立場上、ニーズがあるごとに上昇を示している。

このビットコインの特徴が株価暴落からの回避策に役立つとされ、株価と債権の相関関係がない投資にした方がいいとビットコイン購入に乗り出すヘッジファンドが増えていくと見られる。

ある意味、ヘッジファンドによる大口のビットコイン売買をすることで、大きく相場が乱高下する可能性もあるが、多くのヘッジファンドが参加することで、相場の安定性が落ち着いていくとの見方もある。

同氏は米中貿易戦争が激化することで、為替戦争が起きていることに懸念を表明しているが、それ以上に金利の低さを指摘している。

それに比べ、仮想通貨市場におけるレンディングサービスは10%近い金利を示していることもあり、金融機関に資金を保管するよりレンディングサービスをしている取引所やカストディサービスに保管する人々が増えていくことも考えられる。

ステインブリッジ氏以外にもモーガン・クリーク・デジタルの共同創業者であるアンソニー・ポンプリアーノ氏も、先月末に全ての資産を現金化し、そのうちの5%でビットコインを購入するというポートフォリオを提案している。

今後ビットコインは資産運用においてもなくてはならない存在へとなっていくことだろう。

参考:CNBC