アップルとゴールドマンサックスが開発をしているクレジットカードの「Apple Card(アップルカード)」で、仮想通貨の購入を禁止することが判明した。

ゴールドマンサックスの公式サイトによると、仮想通貨はおろか外貨や郵便為替、個人の間での送金さえも使えないという。

仮想通貨に関しては「変動性が高く安定しない。もしそれをアップルカードユーザーが買ったら、多大な借金を背負ってしまう可能性がある」と言う理由で、世界160以上の国及び地域に対してネットワークを持つシティグループとそれに並ぶ規模のJPモルガン・チェースといった大手銀行が禁止しているからだ。

しかしながら、ゴールドマンサックスは独自の仮想通貨を発行する噂があり、CEOを務めるデービッド・ソロモン氏がそれをほぼ認めている発言を今年6月にしている。ゴールドマンサックスが見据える他のビジョンはトークナイゼーションでのセキュリティ強化。トークナイゼーションやフリクションレス決済などでのお金や決済の多様化である。

ちなみにアップルストアではビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)やライトコイン(LTC)などの仮想通貨を承認している。

つまりアップルもゴールドマンサックスもアップルカードで仮想通貨に対して前向きであることは事実だ。もしアップルカードで仮想通貨が購入できたらゴールドマンサックス独自の仮想通貨も買えるのは容易に想像ができ、また優待サービスなども受けられたはずである。

仮想通貨が購入できないのは残念だが、仮想通貨に対して前向きなアップルとゴールドマンサックスの今後の展開には注目していきたい。

参考:GoldmanSachs