仮想通貨リップル(XRP)を簡単に送金できるアプリとして知られているXRP TipBotが銀行ライセンスを取得するための取り組みを進めていることが明らかとなった。

同送金ツールは新たなアプリ開発を進められていることもあり、店舗経営者が簡単にXRP決済を導入する事ができるアプリとしてXRPaymentsもリリースされた。これによりXRP決済が幅広く対応することができるようになり、利用する店舗が増えていく可能性がある。

このTipBotなどの開発を行っているXRPL LabsのWeitse Wind氏が今月20日にオランダで開催された「XRP Community Meetup」の中で、XRP TipBotのための銀行ライセンス取得に向けて取り組んでいることを明かした。

Tiffany Hayden氏が21日に自身のツイッターに投稿している。

銀行ライセンスを取得する事でのメリットは提供できるサービスの拡大、規制当局とのやり取りに関しスムーズに行うことが可能になる点だろう。

銀行ライセンスの取得によりTipBotを採用しようと思う企業も増えることも考えられる。

最近ではビットコインで仮想通貨決済する時に一度法定通貨に換金して決済するような決済サービスの方法が主流であるため、法定通貨に換金でき、さらに法定通貨によるサービスが提供されるよう出来れば、顧客側としても安心することができる。

TipBotが利便性に富んでいるとしてもやはり仮想通貨に対しては少々警戒気味に見てしまう市場であるために、現状の銀行ライセンスは顧客に安心感をもたらすにはとても必要とも言えるだろう。