イーサリアム(ETH)の共同設立者であるVitalik Buterin氏は、イーサリアムが高い価格であることがネットワークセキュリティとより広いエコシステムの開発の両方にとって重要であると語った。

20日、コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクールで、ジャーナリストのLaura Shin氏によってライブストリーミングされたインタビューで、Buterin氏は明かした。

プロトコル設計者とプロジェクトリーダーが暗号通貨の価格の問題に焦点を当てるべきかどうかについてのShin氏の質問に対し、Buterin氏はイーサリアムプロジェクトの明らかに資産価値の重要性を軽視していた「初期の修辞学」について言及した。

「部分的には、ポンピングやランボーのやり方が多すぎる他の暗号通貨プロジェクトと私たちのプロジェクトを区別することは反シグナリングでした。しかしそれはまた、基本的にプロジェクトを財務規制によってカバーされるものからより離れることによって、法的リスクを最小にすることでもありました。」

Buterin氏によると、「今の状況だと規制当局は暗号通貨の業界とブロックチェーンのプロジェクトに精通しているので、たとえ人々が価格は問題でないと言っても、規制当局はそれを見抜くでしょう。」と資産価値について2つのケースを挙げ、次のように主張した。

「私は、価格が低いことよりも高いことが何故良いのかということについて、明確に答えることが出来ます。1つは明らかにセキュリティです。価格がゼロの場合、ネットワークは安全ではありません。これは、Proof of Work(プルーフオブワーク)とProof of Stake(プルーフオブステーク)にも当てはまります。」

2つ目は、暗号エコシステム内のプロジェクトの作成者と参加者はトークンに関心を持っている傾向があり、資産の価値が高いままであればより開発を進めるためにより多くの資金を調達することができるとButerin氏は指摘した。

また、ライブストリーミングでのインタビューを聞いていた聴衆に、「イーサリアムの開発者は、イーサリアムの価格に十分に焦点を当てていますか?」という質問が投げかけられると、38%が「どうでもよい」、23%が「わからない」、21%が「はい」、19%が「いいえ」と答えた。

出席者の大多数が無関心であると主張したが、Buterin氏は開発者の役割については、「価格がゼロになるような愚かなことをすることを控える責任がある」と述べた。その愚かな行動の例として、新しく発行された大量のコインで市場をあふれさせることなどを挙げた。

最近、香港で行われた「Token 2049」のスピーチで、Buterin氏は、金融以外のブロックチェーンアプリケーションはトラクションを獲得するのがより困難になると主張し、金融こそが「現実的には大規模な採用を達成する最初のブロックチェーン」になると主張した。

参考:Reddit