仮想通貨ビットコインを題材にしたハリウッド映画が4月に米国の一部の劇場にて上映される予定となっていることが分かった。

その上映の前を機にトレイラームービーとしてYouTubeにて公開された。

ビットコインを主題とする初のハリウッド映画は「CRYPTO」と言うタイトルが付けられており、出演する俳優や女優にはカート・ラッセル氏、ルーク・ヘムズワース氏、ボー・ナップ氏、アレクシス・プレデル氏などが出演している。

本編の内容は、アメリカの名門大学出身の主人公であるマーティンが、ニューヨーク郊外の転勤先で仮想通貨ビットコインの調査を行っているところから始まる。

調査を行っている中、ロシアの犯罪者集団が企業を利用してマネーロンダリング(資金洗浄)を行っている事実を知ってしまうところから話が展開する。仮想通貨を巡ってしばしば問題になっているマネーロンダリングについて視聴者に訴えかけるメッセージ性の強い内容となっている。

仮想通貨に関するドキュメンタリー映画はこれまでいくつか公開されてきたが、ハリウッド映画にてビットコインをテーマにするのは今回が初めてとなる。

ビットコインがハリウッド映画の題材に用いられることで今後、仮想通貨市場により多くの人々が注目するきっかけにもなるだろう。

今までマネー関連でハリウッド映画と言うと、ウォール街を中心とした映画が多かったが、今後ビットコインなどの仮想通貨関連の映画が出てくるようであれば、人々からのお金のあり方について見方も変わっていくことだろう。

以前、XRP(リップル)への投資で約10億ドル(約1,110億円)という富を稼ぎ、瞬く間にXRP長者となった故Matthew Mellon(マシュー・メロン)氏の伝記映画がジョニー・デップ主演で企画されているという噂も囁かれた。

昨今、良くも悪くも仮想通貨にまつわる話題が増えてきていることから、ハリウッド映画の題材として様々な角度から制作されていくことも考えられるだろう。