ビットコインを筆頭に仮想通貨全体的に価格が低迷している昨今の市場。仮想通貨はすでに終わっているとの見方も一部ではされているが、実際には取引量が仮想通貨バブルであった2017年末水準にまで回復していることがわかった。

海外の仮想通貨インフルエンサーであるMoon Overlord氏が3日、ツイッター上で公開している。

投機的な流れとしては2017年のようには見られないが、確実に仮想通貨取引の環境は整備されてきており、不正なハッキングなどの被害以外でのシステムの障害なども少なくなってきている。

ビットコインは良くも悪くもボラティリティが問題だとしばしば言われるが、最近その問題を解消すべきライトニングネットワーク技術導入が注目されている。

ライトニングネットワークにより決済時のボラティリティの影響を少なく抑え、さらに少額決済が可能となるマイクロペイメントでも実現することも可能となってきたことから、ビットコインを採用するケースが増えてきている。

ビットコインに対して肯定的な見解を示しているツイッターCEOであるジャック・ドーシー氏も今後成長するとの考えを表明しており、ツイッター上にてライトニングネットワークによるビットコインを送付できるアプリも現れたため、今後さらにビットコインが使われることにもなるだろう。

最近では米大手小売であるクローガー社がVisa決済サービス提供を停止することを発表し、その代わりにライトニングネットワーク技術を備えたビットコイン決済に乗り出そうとしている。

今後、決済の分野でビットコインが普及していくのであれば、人々の資金がビットコインに集約されていくことも考えられるため、ビットコインの存在価値も再認識されていくことにもなるだろう。