米リップル社は7日、「University Blockchain Research Initiative(大学ブロックチェーンリサーチ構想:UBRI)」のプログラムに、11の新しい大学を追加したことを発表した。

ブロックチェーンの分野で最も成熟した企業の1つであるリップルは、現在ブロックチェーンを中心とした学術および研究開発の支援にも力をいれている。リップルは、学術研究、技術開発、ブロックチェーンの革新、暗号通貨、デジタル決済といった分野を加速させるため、昨年6月にUBRIを立ち上げた。世界中の17の権威ある機関へ5,000万ドルを超える資金、専門知識、および技術リソースを提供してきた。

今回UBRIプログラムに11の新しい大学が追加されたことで、リップルが支援するパートナーは合計で29となった。新たに追加された11の大学は以下の通りである。

  • Carnegie Mellon University(アメリカ、カーネギー・メロン大学)
  • Cornell University(アメリカ、コーネル大学)
  • Duke University(アメリカ、デューク大学)
  • Georgetown University(アメリカ、ジョージタウン大学)
  • University of Kansas(アメリカ、カンザス大学)
  • University of Michigan(アメリカ、ミシガン大学)
  • Morgan State University(アメリカ、モーガン州立大学)
  • National University of Singapore(シンガポール、シンガポール国立大学)
  • Northeastern University(アメリカ、ノースイースタン大学)
  • University of Sao Paulo(ブラジル、サンパウロ大学)
  • Institute for Fintech Research, Tsinghua University(中国、清華大学)

今回の新たな大学の追加について、リップルのグローバルオペレーション担当VP、Eric van Miltenburg氏は、以下のように語った。

「私たちは、世界の17の異なる大学のブロックチェーン技術や暗号化、デジタル資産、およびフィンテックなどの研究をサポートするため、2018年6月にUBRIを立ち上げました。ブロックチェーンは信じられないほど変革的な技術であり、世界のマインドを前進させる手助けをしてくれます。すでにこの分野に興味を示している人々は、このエコシステムに確実に利益をもたらすでしょう。今回は11の新しい大学を追加し、現在は29の大学が同プログラムに参加することになりました。UBRIパートナーのエコシステムをよりグローバルに、より多様なネットワークへ拡大させることで、同プロジェクトはより豊かになっていくことでしょう。」

参考:Forbes