VanEckとSolidXとの共同プロジェクトを進めるCBOE(シカゴオプション取引所)が、ビットコインETFの申請を再提出した事を明かした。

VanEckのデジタル資産戦略責任者であるGabor Gurbacs氏は1日、自身の公式ツイッターアカウントにて、提出書類を再度申請したことを明かした。

1ヶ月以上続いた米国政府の閉鎖の影響により、1月23日には一度この提案は検討から取り下げられていた。当時、VanEckのCEO、Jan van Eck氏は、規則変更提案を提出したSECと交渉中であったと説明したが、米政府の停止により、交渉を進めることはできなくなってしまっていた。

しかし25日には、米トランプ大統領が米政府機関の一部閉鎖を3週間だけ解除することを与野党と同意したことを発表し、35日目でようやく解除に向かった。

CBOEがビットコインETFの申請を行ったのは2018年6月。当初は、同年の8月下旬には承認結果が明らかになる予定であったが、審議により承認予定日は同年の9月30日まで延長された。さらに、9月30日の承認予定日も再度延長され、最終予定日として2019年2月27日が承認予定日となっていた。

ビットコインETFが承認されることで、新たな資金が投入され、より流動的な市場を創出するのに役立つとされているが、度重なるSECによる延長に加え、米政府閉鎖の影響により申請取り下げなど、いつまでたっても承認の見通しは立たなかった。果たしてSECに承認される日は来るのか。引き続き今後の動向に注目したい。