TRON財団は9日、米証券取引委員会(SEC)の元規制担当を務めたDavid Labhart氏をコンプライアンス責任者として採用したことを発表した。

Labhart氏は証券業界で約15年間に渡り様々な役職を経験した人物で、特に法律や金融規制に関する数多くの専門的知識を有している。

2004年9月に法律事務所に務め始め、その後2007年1月まで、内部調査やSECの執行措置などを担当したと伝えられている。

その後、SECにて約9年間職務を務め、ほかにもブローカーディーラーや投資顧問、自主規制機関に焦点をあてたコンプライアンス検査室の監督代理人としての役割も担っていた。さらに米大手金融サービス会社であるS&P Global Ratingsにも務めた実績もある。

仮想通貨市場でTRONに対してはポジティブな材料となることから、今後信頼して保有できる仮想通貨としても知られていくことだろう。

Labhart氏は今後TRON財団に対して適正な世界の金融当局との対話を進めていく上でのアドバイスを行うとしており、同財団が世界展開へ本格的に検討していることもわかる。

世界各国にある法律に対して健全に対応することにより、TRONは拡大しやすい環境になるため、新たな国でTRONが活用されていくことも考えられる。

ビットコインとは違い、法律のスペシャリストを迎え入れたことから積極的に展開していくことが可能になったため、TRONに対して肯定的な見方をしていく政府機関も出てくることも考えられる。今後もTRONの動向は注目していきたい。

参考:PR Newswire