仮想通貨決済サービスを行っているビットペイのCEOである、Stephan Pair氏が5年以内にはブロックチェーン決済が普及すると言及した。

Pair氏によれば、日常的な仮想通貨の利用に関する質問に対し、5年以内にはブロックチェーン決済が広く普及するようになるという。

「店や小売店で採用されるまでには10年はかかると言いましたが、今は3〜5年ほどかかると思っています。誰もがお店でブロックチェーンの支払いを受け入れられるようになることを期待しています。」

仮想通貨にとって普及の妨げとなっている要因の一つとして決済インフラが乏しい面があるが、Pair氏の発言はインフラが普及し始めていることを確信しているようにも捉えられる。

実際に様々なインフラ分野にブロックチェーン技術が使われ始めてきており、決済サービスの環境さえできればあとはサービスを展開するのみであるため、一般的な普及はそう遠くはないだろう。

さらにPair氏は興味深い発言として、ブロックチェーン決済はビットコインや他のアルトコイン、トークンなどが対象になるわけでなく、ブロックチェーン上に発行したドルやユーロを用いた決済なども含まれる指摘している。

つまり最近注目されている通貨に連動したステーブルコインや国が発行する官製仮想通貨(CBDC)の発行も考えられると見ている。

ビットペイの現在の年間取引高は約10億ドルとされているが、今後100億ドル、1,000億ドルまで増加すると期待しており、決済サービスは今後さらに本格化すると示唆した。

参考:CNBC